CANON EOS Kiss X8i の今後よく使いそうな撮影設定メニュー

最近はマニュアル撮影モードだけではなく、簡単撮影モード、応用撮影モードもじょじょに使うようになってきましたが、設定メニューの中で今後使えそうな設定項目をいくつか見つけたので今回はそれを見ていきます。

【ISOオート】

まずはダイヤルを応用撮影モード「M,Av,Tv,P」のどれかに合わせた後で、MENUボタンを押すと右から3つ目の設定項目にISOオートというものが表示されるようになります。

このISOオートを開くとISOの上限値を400、800、1600,3200,6400のうちのどれかから選択できるようになります。

そこでISOの上限値を400に設定しておけばM,Av,Tv,Pモードで撮影する際にISOをオート設定にでき、シャッタースピードかF値のどちらかを設定するだけでシャッターを切るまでカメラの設定時間を大幅に短縮することができます。

【バルブモード】

こちらはシャッタースピードのダイヤルを回していき一番遅くしていくと「B」という文字が表示されます。これはシャッターを押している間ずっと露光させつづけることができるシャッタースピードの設定になります。

使いどころとしては前回投稿した打ち上げ花火の撮影や、夜景スポットでの撮影、そして夜空の撮影でとても重宝するシャッタースピードの設定です。

このバルブモードを使うときはずっとシャッターを押し続けなければならないのでWifiでスマホのアプリと連携させてスマホアプリの遠隔操作でシャッターを押すのが良いと思います。

もちろんシャッターを押している間にカメラが動いたら台無しになってしまうので三脚と合わせて使うと良いと思います。

【ホワイトバランス】

そして野外の撮影を通していよいよホワイトバランスも使っていかないとなと最近は思うようになりました。ホワイトバランスをオートにしていて、液晶パネルの画面と実際に見ている被写体の色合いが違って見える時、例えば液晶パネルの画面がなんだか青白くなっているような気がするときはホワイトバランス

『WB』のボタンで日陰(約7000K)やくもり(約6000K)等に変更して微調整してあげると良いと思います。

【アスペクト比】

あと撮影前に意外と忘れてしまいがちですが、画面の縦横の比率(アスペクト比)ですが、簡単撮影モードだとこのアスペクト比の設定はいじれません、応用撮影モードであれば3:2、4:3、16:9、1:1の4つから選択できるようになります。

 

野外で花火の撮影に挑戦!

次のチャレンジやスキルアップのためにいろいろと準備していたら

一週間ぶりの投稿となりました。

という訳で今回は先週あった花火大会での撮影に挑戦してきました。

夜の撮影ということと、花火の撮影ということで

ダブルズームキットに付属していた望遠レンズ  (EF-S55-250mm)を使用しました。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i ダブルズームキット

EF-S18-55mm/EF-S55-250mm 付属 EOSKISSX8I-WKIT

 

花火の撮影に必要な設定を事前に下調べをした結果、F値は11、ISOは100にしてあとは状況に応じてシャッタースピードを調整しつつの撮影となりました。

撮影モードはマニュアルにして、レンズのスタビライザー(手ブレ)機能をオフそしてオートフォーカスもオフにして臨みました。

参考にしたいろいろなサイトではシャッタースピードの方はバルブモード(シャッターを押している間ずっと露光し続ける)にして撮影するのがいいとのことですが、今回は三脚なしでどこまで撮影できるのかを調べて見たかったのでシャッタースピードは1/30~10秒ぐらいの間で実際に撮影してどんな感じになるのかを実践してみました。

というわけで現地に到着。足場が斜面になっているところしか無かったのでそこからの撮影。そしてシャッタースピードを遅くした状態から撮影していきましたが、写真はブレブレ+ピンぼけ。そしてさらにシャッターのタイミングもシビアだったので

最初は当然こんな感じ

ブレ+ピンぼけ

シャッターのタイミングはやはり現地で実際にやってみないとなんともですね…。

それからいろいろと設定を変えながら失敗を量産していきました。

こちらはシャッターのタイミングズレ。

こちらは手ブレ、シャッターを切り終わる前に左上にカメラが動いていたようです。

次第にブレが少なくなってまともに撮れるようになったきました。

とまあこんな感じでいろいろと挑戦しつつ今回三脚なし撮れたもので

比較的まともなものはこちら

いずれもストックフォトサイトに審査に出してはみましたがやはりブレ、ピンぼけでNGでした。

今回は純粋に夜の撮影+花火の撮影のスキルアップにはなったので次の撮影にも役立てたいと思います。

というわけで

【今回の教訓】

ストックフォトに出せるレベルの花火の撮影には

三脚がないと無理!

ストックフォトサイト 一週間チャレンジ その7 まとめ( 写真AC、fotolia) 

今回の一週間チャレンジでは
本格的な一眼レフカメラを使って初の撮影&投稿となりました。
その中でどういった段階を踏んでマニュアルモードを使うようになったのかをまとめてみたいと思います。

まず初日の段階では細かいカメラの設定(ISO、シャッタースピード、F値)には一切触れず、最初のうちは完全全自動モードで撮影を進めていきました。
そして2日、3日目あたりで全自動モードから、簡単撮影モードを使って撮影していきました。
ここで使った簡単撮影モードはクローズアップモードを中心に使って撮影をしていきました。
確かに簡単ではありましたが、クローズアップするものが複数だった場合ピントを合わせるのも全て自動なため、
狙ったところにピントを合わせるのが少し難儀した記憶があります。

さらにこれまでの審査NG理由を振り返ったときに写真のノイズ、ブレをもっと確実に何とかできないか
ということで
応用撮影モードをそれぞれ試していくことになります。

P:プログラムAE(自動露出)撮影、
Tv(タイムバリュー):シャッター優先AE(自動露出)撮影
Av(アパチャーバリュー):絞り優先AE(自動露出)撮影
をそれぞれ試していき

今度は審査により確実に通すためにNG理由から設定を逆算できないかと考えるようになりました。

そこで今度は

M:マニュアル撮影

に挑戦していくこととなります。これでストックフォト撮影用に特化した応用の効く設定の組み立て方・考え方をしてみようということになり、一週間チャレンジの後半ではマニュアル撮影モードで撮影をするようになりました。

まずは一番多かったNG理由『写真にノイズが入っている』

対策:ISOを100~400に抑えたままにする

次に多かったNG理由『適正な露出ではない』

対策:適正な露出(明るさ)をアプリで算定し、そこからシャッタースピード、F値、ISOを調整する(アプリが算出)

その際、ISOの値はなるべく増やさず、ブレた写真を減らせるようにシャッタースピードも可能な限り短い時間で設定していくようになりました。

今回の一週間チャレンジでかなりの発見や気付きがあったのでこの一週間チャレンジも第2弾、第3弾とやっていけたらと思います。

 

 

 

ストックフォトサイト 一週間チャレンジ その6 結果 ( 写真AC、fotolia) 

大量に審査に出したfotoliaの審査結果が本日出ました。

写真ACの方はあれから審査結果も一通り出揃い一週間チャレンジ前の審査通過枚数14枚から71枚に大幅アップ!!

エディトリアル素材として審査に通過していた2枚の写真が非表示となってしまったため、16枚から2枚引かれた状態からのスタートでしたが、

初めての本格一眼レフの操作を確かめつつ、マニュアルモードでの撮影にも挑戦しつつでなんだかんだで

一週間で57枚もの写真を審査に通すことができました!

続いてfotolia ですが、こちらのサイトでは一週間チャレンジで

審査に通って販売中の状態の写真がチャレンジ前の段階で9枚でしたが、

審査結果がでた今日の段階で

トータルの審査通過枚数が63枚!

この結果はかなり意外でした。やはりピントのブレ、アーティファクトの問題などで審査NGになっている写真はありましたが、

初の一眼レフで臨んだ一週間チャレンジで54枚審査に通すことができました!

一週間チャレンジ前の採用(審査通過)率が6%でしたが、今回のチャレンジで採用(審査通過)率が大幅にアップし38%までアップしていました。

一週間チャレンジで審査に出したフォトライブラリーの20枚はまだ審査中ですのでこちらの方も審査結果が出ましたらお知らせしたいと思います。

今回は結果だけのお知らせとなりますが、次回はこの一週間チャレンジをすることでどんな発見があったのかなど簡単なまとめと振り返りをしてみたいと思います。

 

ストックフォトサイト 一週間チャレンジ その4 ( 写真AC、fotolia)

前回出した写真ACの19枚ですが、そこからさらに21枚を追加した合計40枚を審査に出しました。

今回はとりあえず出せるだけだしてみる!という感じでほぼ同じテーマで被写体を追加したりしながらの登録という感じで、写真そのものの構図的に自信は無かったのですが、これら40枚の審査結果が出ていました。

審査に通過したのは19枚!!

とかなり多くの写真が一気に審査に通過しました。

そして審査を通らなかった21枚のNG理由ですが、すべて

類似した作品がすでに公開されている

という理由でした。ほぼ同じテーマで同じ被写体で40枚だったのでこれは当然といえば当然ですね。むしろ19枚も審査に通してくれてありがとうございます!!といった感じです。

そして今回の撮影ではマニュアルモードで撮影するということをテーマにして撮影しました。この時点で一番の難関になるのがやはり

NG理由:『露出とピントのブレ』

そして次に気をつけたいのが

NG理由:『ノイズ』

になってきます。

NG理由:『ノイズ』については

☆ISOを100~400におさめることである程度はクリアできることがこれまでの審査結果や書籍でわかってきたので良いのですが、

最大の問題は NG理由:『露出とピントのブレ』

ですね、ピントのブレに関しては

☆写真の明るさを損なわないギリギリのところまでシャッタースピード早くする

これによってシャッターが切り終わるまでに手元が動いてブレることも減るだろう。ということで何とかなりそうですが、ISOを増やすと画面が暗くなり、シャッタースピードを早くするとこれまた画面が暗くなる

となると

調整できるのはF値しか残ってない!

ということでF値を可能な限り下げることで明るさのバランスをとりました。

今回はどれぐらい下げたのかというと

F値 3.5~4.0ぐらいまで下げました。

という訳で今回の設定は

シャッタースピード:1/25~1/30

ISO:100

F値:3.5~4.0

撮影時間は深夜、そして撮影場所は自室、そして照明は部屋のLEDシーリングと以前紹介した200円の照明、そして昼白色の蛍光スタンドライトです。

ただそれでも暗い場合や、F値を限界まで下げたことによるピンぼけ感が強すぎる時は、ISOを200か400に増やすことで画面を明るくし、F値を増やしてピンぼけ感を抑えるように調整しました。

では明るさの基準はどうしたか?ですがこれは次回の投稿でお伝えしようと思います。

あと今回完全マニュアルモードで挑戦したfotoliaの残りの11枚の審査結果ですが、すべてNGとなっていました。

そのNG理由のほとんどが露出(明るさ)の問題ということで露出についての対策も考えていこうと思います。

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ストックフォト サイト写真AC エディトリアル素材 廃止 になる

ストックフォトサイトの写真AC ですが、ニュースなどに限定して利用ができるエディトリアル素材が2018年7月7日より非表示(廃止)になりました。

例えば建物やメーカー製品など第三者の著作物が写っていて、プロパティリリース(承諾書)がない写真を審査に出した場合、これまではエディトリアル素材としてとりあえず販売ができましたが、2018年7月7日からは承諾書がない場合は審査に通らなくなるといった感じです。

なので神社やお寺などの写真素材を写真ACに投稿する場合は、せっかく現地まで出向いて撮影した写真が無駄にならないようにこれからは承諾書を事前にプリントアウトして持っていく必要がありますね。

ちなみに写真ACのプロパティリリース用のファイルが公式サイトよりダウンロードできますのでリンクを貼っておきます。

https://www.photo-ac.com/release/property_release/#releasedl

プロパティリリースについては上記リンク先の写真AC 公式ページで詳しく説明されていますので今後のためにもぜひ一度チェックしてみてください。

 

 

SDカード MicroSDカード 選び方 表記の見方

今回は前回紹介しきれなかったSDカード、MicroSDカード(SDカード系)について見ていこうと思います。

このSDカード系ですがパッケージやスペックなどを見てみるといろいろかいてありますが、基本何が何だかわからなかったりします。

そこでSDカードの記載のどの部分にどんな意味があるのかを知ることでどんなSDカードを選べばいいのかが見えてきます。

まずはSDカードそのものを見てみましょう。

一番大きな文字で記載されている容量

32GB

これはデータの容量です。

そしてこのデータ容量と関連してくるのが

カード真ん中あたりに記載されている

SDHC

という文字です。

これはSDカードの容量によってそれぞれ規格が定められており、それぞれの規格にそれぞれの容量が定められています。

SD

としか記載されていないものは2GBまで

SDHC

と記載されているものは4GBから32GBまで

SDXC

 と記載されているものは64GB以上のもの

と規格が定められています。

デジカメの仕様・スペックを見てみると

記録メディア:SD、SDHC、SDXC

と記載されています。

この場合は

SDカードならどんな容量のカードでも認識できます。

といった意味になります。

では逆に

記録メディア:SD、SDHC

としか記載されていない場合は

使えるSDカードは32GBまでしか使えません。

といった意味になります。

では次に

左上の90MB/Sですが、この数字は最大転送速度を表しています。

この場合は

1秒で90MBのデータをやり取りできます。

という意味になります。


SDHCの左に10と1の数字が記載されています。

上の数字 ○で囲まれている10は

SDスピードクラス

この意味は

読み書き時のデータ転送速度が最低でも10MB/秒 まで出せます。

といった意味になります。つまりこの○に囲まれている数字は大きければ大きいほど良いことになります。ちなみにこのSDスピードクラスは今現在

2,4,6,10の4段階で表示されています。

動画を取る場合にはそれぞれの動画規格に合わせてSDスピードクラスの高いものを選ぶと良いと思います。

HD動画:class4以上

フルHD、4K動画:class10以上

次に下の数字アルファベットの『U』で囲まれている1は UHSスピードクラス

になります。

このUHSは(Ultra High Speed)の略でUHS1、UHS3などがあります。

それぞれの意味は

ウルトラハイスピードの規格に対応する機器で使用したとき、

UHS1:読み書き時のデータ転送速度は最低 10MB/秒

UHS3:読み書き時のデータ転送速度は最低 30MB/秒

といった意味になります。

 

では最後に

SDHCの右のローマ数字Ⅰ

ですが、

こちらもUHS(ウルトラハイスピード)に関する表記になりますが、このローマ数字はデータ速度の最低ではなく、

最大でどこまでスピードが出るのか

といった規格の数字になります。

UHS-Ⅰ、UHS-Ⅱといった表記のされ方や、ただローマ数字でⅠ、Ⅱと表記されたりしています。

ローマ数字Ⅰ:最大 104MB/秒

ローマ数字Ⅱ:最大 312MB/秒

 

そしてたまに同じSDカードでもclass10 の表記があってもUHS-Ⅰの記載がないものとclass10とUHS-Ⅰの記載の両方があるものがあります。

ではローマ数字のⅠの記載のあるSDカードと記載のないSDカードでどう違うのかを検証した面白い動画を見つけたのでリンクを張っておきます。

 

 

いかがでしたでしょうか?

これをきっかけにSDカード選びの参考になれば幸いです。

CANON EOS Kiss X8i のWi-fi設定の説明書を5分30秒の動画に

今回もCANON EOS Kiss X8i の操作説明を動画にしてみました。
動画にしたのはWifi設定の操作方法です。

EOS Kiss X8i はWifi機能もついておりなかなか便利なのですが、導入方法や操作方法など説明書を読むだけでは不安という方に向けて
カメラ側の設定とスマホ側の設定方法両方をまとめて動画にしてみました。
EOS Kiss X8iはWifiには対応していますが、Bluetoothには対応していないのでその部分で設定が少し変わってきます。その部分は動画でご確認ください。
そして動画最後の方の『接続を切断しますか?』の選択肢がスマホで画像をダウンロードした際に表示されたので、もしいくつかデータを何度かやり取りするならばカメラ本体の『MENU』ボタンから『オートパワーオフ』の項目を探してオートパワーオフを『しない』に選択しておくとスムーズにデータのやり取りができると思いますのでお試しください。
そしてここからは設定ではなく、

Camera Connectのアプリでできること


ですが、
リモートライブビュー撮影という項目がありこれを使うことで、スマホからカメラ本体のシャッターをきることができます。
そして
もう一つ、Camera Connectのアプリでスマホから『CANON PRINT Inkjet/SELPHY』アプリ経由で画像をプリンタから印刷する機能もあるようです。こちらの方はまだ試していませんが、なかなかおもしろい機能だと思います。
という訳でCamera Connectでできることをまとめると

①Wifi接続機能

②リモートライブビュー機能

③プリントアプリ『CANON PRINT Inkjet/SELPHY』との連携機能

の3つになります。
iOS:
https://itunes.apple.com/jp/app/canon-camera-connect/id944097177?mt=8
Android:
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.canon.ic.cameraconnect&hl=ja
いかがでしたでしょうか?
これで説明書を読まずとも動画だけで説明書の内容はほぼ全て網羅できたと思います。

 

以前 紹介した説明書の動画記事

CANON EOS Kiss X8i 説明書を動画で解説

  説明書を読むのがしんどいという方に向けて 以前作ったクイックガイドを5分35秒にまとめた動画 の続編を作ってみました。 こちらの基本説明書では 1章と2章に該当する部分がクイックガイドとして説明書と一緒に入… CANON EOS Kiss X8i 説明書を動画で解説 の続きを読む

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